過去ログ - ウルトラ魔女ファイト【ウルトラマンゼロ×まどか☆マギカ】
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10: ◆S3K5UapAso[sage saga]
2013/04/13(土) 13:57:00.76 ID:brQcPtoT0

一瞬面食らう少女であったが、直ぐに表情を戻すと、覚悟を試すかのように問いかける。


少女「どんなに繰り返し抗っても…この先待ち受けるのは絶望だけよ。
   貴方なら、その運命を変えられるとでも言うの?」

ゼロ人間体「確かに絶望的かもな…だが、最後まで諦めずに不可能を可能にする。
      それが『ウルトラマン』なんだよ!」


どんな揺さぶりをかけようとも、今のゼロには届かなかった。
拳を突き出すとともにイージスが光り、ゴーグルを模したアイテム『ウルトラゼロアイ』が出現する。
手に取ったゼロアイを、ゼロは自身の両目に装着した。


ゼロ人間体「デュワッ!!」


赤と青の光が渦を巻き、その体に纏いつく。
やがて、サイズは人間大のままウルトラマンとなったゼロが姿を現した。

謎の声の正体を何となくも理解していたゼロは、その相手に向けて正義を誓う。


ゼロ「俺はゼロ、ウルトラマンゼロ!必ずこの世界と君を守る。信じてくれ!」

少女「守るべきは私じゃない。でも―――」


少女は傷ついた体に鞭打つように立ち上がると、どこからか小さな宝石を取り出す。
すると、身に付けていた制服が面影を残しながらも、黒と灰色を基調としたものに変化した。
その腕には、少女には不相応な盾が現れている。


少女「ウルトラマンゼロ…私と一緒に戦って、それを証明してみせて」


ゼロの存在は、全てを諦めようとしていた少女に僅かな『希望』をもたらしていた。

殆どの命が救済されていく中で、彼女が取り残されていた理由、
それは自らに課した使命と、まだ向き合う必要があったからだ…少女はそう解釈することにした。


ゼロ「人間を超えた力を感じる…君は一体?」

少女「私は暁美ほむら。掴まって。貴方が時空を超えられるのなら、きっと―――」


ほむらと名乗った少女は左手を差し出し、ゼロは応えるかのようにその手を取った。
二つの盾が向かい合ったとき、ゼロのイージスが強い輝きを放つ。


ほむら「行ける…!」


ほむらが自らの盾に手を掛けると同時に、ゼロの意識は途絶えた。




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