過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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449: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/05/26(日) 22:25:41.33 ID:7gvm3OT20

大神「……苗木よ。我は逃げも隠れもしない、来い」

大神は苗木達を待ち構えている…。

霧切「彼女相手に油断も、手心もいらない。手持ちのカードは全て切って一気に終わらせましょう」

霧切(現状の私達の戦力を考えると長期戦は圧倒的不利…ここは短期決戦よ)

霧切は懐から金で作られたサイコロを取り出す。
このサイコロには不思議な力が備わっており、このサイコロの加護を受けている間、自身の力をどこまでも引き出せるのだ。
霧切はそのサイコロの加護を受けるときは今と判断し、それを宙に放り投げる。
空高く投げられたサイコロは眩い光となって、苗木達に降り注いだ……。
このターンの間、絶望ゲージ上昇無し・SP消費0の効果を得た。

苗木「大神さん相手だ…1ターンを捨ててでも集中しよう」

苗木は目を閉じ、意識を集中させていく。
例え攻撃の機会を失っても、今ここで行った“仕掛け”は無駄にならない。
攻撃は仲間に集中し、今時分に出来ることをする──!
PTは二回攻撃になった。苗木は攻撃力が上昇した。

江ノ島「……ま、手加減して勝てる相手でもないかなー」

江ノ島は戦況を冷静に判断し、唇をへの字に曲げた。
──このゲームでは、一部の人間が大幅な“調整”を受けている。
たとえば霊長類最強の少女、大神さくらはその強さゆえ、ゲームの中でさえその力を制限され、さらに行動さえも制限を課されている。
そしてそれは江ノ島盾子も変わらないのである。
江ノ島盾子に化された制限とはすなわち…【役割による弱体化】。
RPGで例えるなら直前のボス戦で思わずコントローラーを投げてしまうような強さの敵が、仲間になった途端に他のキャラと比べて見劣りするアレである。
つまり、彼女は【希望の仲間】という役割を持ってしまったが故に、その本来の凶悪な力の大半を封じ込められてしまったわけである。
もしもこれが【ラスボス】だったり、【黒幕】といった役割なんかを与えられていたのだとしたら、恐らくは大神さくらでさえ勝つことは難しい“化け物”と化していた。

──しかし、それは所詮“制限”である。
彼女がその気になれば、ほんの僅かな時間でも力を取り戻すことは不可能ではない。

江ノ島「ぷく……うぷ……」

江ノ島不気味な笑い声とともに、大神…いや、周囲の人間全てが、凍りつく。
ただの笑い声であるはずが、まるで周りの全てを食らう絶望であるかのように。
ねっとりと、気味の悪い感覚。
全身を舌が這いずり回っているかのような、生理的な悪寒。
江ノ島の周囲をどす黒い何かが漂っている。

江ノ島「さあ、みんなで絶望しようよ、ね☆」

静寂に満ちた空間で、場違いなまでに明るい江ノ島の声が響いて。
──気付いたときには、大神は歯をカチカチと鳴らしながら地面に膝を着いた。
武人である彼女さえも跪かせる圧倒的な【絶望】。
それに抗えるのは、彼女の絶望を超えるほどまでの【希望】以外に存在せず。
それを持たない大神は、ただ、その絶望をその身に受けた。
大神に30000ダメージ。

豚神「は、は……これは、やばいな……」

豚神はその光景を見て、そんな呟きをもらす。
一瞬フラッシュバックした光景は、絶望に染まっていたころの自分。

豚神(…待てよ?ならばこの技は…俺にも仕えるのか?)

豚神は江ノ島の技を再現する。
すると江ノ島ほどの力は持たないものの、性質的には同じ【技】を繰り出すことが出来た。
それを大神へと繰り出す。
絶望に苛まれている大神に抗う術はなく、江ノ島の絶望だけでなく、豚神の絶望さえも受けた。
大神に15000ダメージ。




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