過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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2013/08/06(火) 21:49:40.17 ID:D/J1TKXp0
C=07エリアにある中型デパートでは、プログラム破壊計画グループの面々が右往左往していた。
「ねぇ、藤馬ちゃん! どっかに台車ないかなぁ?」
「ああ、それ1階の食品倉庫にあった気が…
つーかどうせ階段では、“ソレ”は自分で運ばなきゃなんねぇだろ?」
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2013/08/06(火) 21:50:48.29 ID:D/J1TKXp0
「それで、オレらは何をすればいい?」
藤馬が訊いた。
「んー…とりあえずここで篭城…かな」
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2013/08/06(火) 21:51:30.55 ID:D/J1TKXp0
薫はデイパックをここで初めて開け、中を引っ掻き回した。
そして、リボルバー式拳銃(コルト・ロウマン)を取り出した。
「刑事ドラマで見た事あるねぇ」と千尋が呟いた。
皆がそれぞれ当たりの部類に入るであろう武器を取り出していたが(穂高は微妙だが)、奈都希のデイパックからはボールのような物が出てきた。
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2013/08/06(火) 21:52:18.03 ID:D/J1TKXp0
「久尚クンの事、気になるんでしょ?」
奈都希は目を見開いた。
久尚クン――工藤久尚(男子6番)は、今まさに奈都希が心配していた人物だった
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2013/08/06(火) 21:53:02.48 ID:D/J1TKXp0
「不破は…探さないの? 凪紗の事…」
奈都希は聞いた事があった。
いつだったか、千尋が他のクラスの何某さん(名前は知らないな)に告白された時、千尋ははっきりと断った。
『悪いけど、オレ凪紗チャン大好きだから』
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2013/08/06(火) 21:54:41.80 ID:D/J1TKXp0
それは友達にも言えることだ。
同じグループの金城玲奈(女子3番)を殺害した時も、友達を失ったとは考えなかったし、悲しくも何ともなかった。
ただ、『ああ、あたしは人を殺したんだ』と冷静に感じただけだ。
放送で中原朝子(女子13番)と三河睦(女子17番)の死を知った時も、『あ、そう、死んだの』と考えただけだ。
グループの自分以外のメンバーが死んでいても、悲しくも何ともない。
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2013/08/06(火) 21:57:35.67 ID:D/J1TKXp0
『グッモーニン!! 元気に殺し合ってくれてるかな!?
早速、戦場に散ったお友達を言っていくぞ!!
準備はいいかい!?』
相変わらず耳障りな声。
だけど、聞かなくては。
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2013/08/06(火) 22:00:36.60 ID:D/J1TKXp0
(左上から)
女子三番・荻野千世
男子八番・宍貝雄大
男子一番・相葉優人
女子五番・小石川葉瑠 第一班
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2013/08/06(火) 22:01:17.81 ID:D/J1TKXp0
(左から)
男子六番・木戸健太
男子十番・城ヶ崎麗
女子一番・朝比奈紗羅
女子十二番・鳴神もみじ 第五班
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2013/08/06(火) 22:01:45.06 ID:D/J1TKXp0
地図でいうJ=05エリア、相模野原中央公園の中の森林地帯の中でも、銃声は確認できた。 マシンガンの音も、単発の銃声も。
「落ち着いたか?」
堤良樹(男子10番)は、自分の横で木にもたれて座っている幼馴染の土井雫(女子10番)に優しく訊いた。
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2013/08/06(火) 22:02:30.73 ID:D/J1TKXp0
それだけの理由ではないと思う。
良樹自身、不安で仕方なかった。 もしかしたら殺してしまうかもしれない、自分に支給された吹き矢をみた時に思った。 これはきっと当たりではないだろう。 それでも恐怖で怯えてこの筒に息を吹き込めば、その先にいる誰かに矢が当たるかもしれない。 その不安を解消するために誰かと一緒にいたかった。 もしかしたら、その誰かを守ることで自我を保とうとしたのかもしれない。
その誰かが偶然雫だったのか、自分の中にあるごく少量の特別な思いが雫と一緒にいることを望んだのか、あるいは幼馴染という縁が引き寄せたのか、それはわからない。
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2013/08/06(火) 22:02:59.46 ID:D/J1TKXp0
F=09とF=10の境目にある、廃れた工場の物だったらしい倉庫に、仲山行人(男子12番)とそのとりまきがいた。
「どうして…こんな事に…?」
内藤真依子(女子12番)がため息混じりに呟いた。 真依子の横では佐久間佳江(女子6番)が泣きじゃくっている。 鈴木明也(男子7番)は冷や汗でずれたメガネを中指で押し上げ、ため息をついた。
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2013/08/06(火) 22:03:30.89 ID:D/J1TKXp0
倉庫の中にあった木箱の上に全員の武器を置いた。
佳江のデイパックからは自動拳銃(トカレフTT?33)、素明のデイパックからはシンプルなデザインのマシンガン(トンプソン SMG)が出てきた。 この辺はアタリの部類だろう。 真依子のデイパックからはキリ(ほら、図工とかで木に穴を開けるやつね)が出てきた。 可もなく不可もなく…まあ、どちらかといえば不可か? そして、明也のデイパックから出てきたのはセロハンテープ、行人のデイパックからは瞬間接着剤だった。 なんだ、これは。 オレたちに図工でもしろというのか? くっつけることしか出来ないな。 美術評価1。
「へぇ…これがマシンガンねー…」
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2013/08/06(火) 22:03:57.47 ID:D/J1TKXp0
土井雫(女子10番)はその小さな手にボウガンを持っていた。
教室を出て、雫はすぐにデイパックのジッパーを開けた。
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2013/08/06(火) 22:04:32.27 ID:D/J1TKXp0
っつーか口ん中…血の味……そっか、そういや、殴られたんだっけ。
あのクソ野郎……
…で、喧嘩してて……
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2013/08/06(火) 22:04:59.94 ID:D/J1TKXp0
悠の隣に座る血を分けた双子、二階堂哉多(男子十三番)も、悠と同じどろんとした瞳で悠を見つめた。
髪型こそ悠に比べれば今時だが、悠以上に誰とも関わろうとせず、表情が変わるところすら見たことのない不気味な男。
さらに奇妙なのは、互いを“兄様”・“姉様”と呼び合うことだ。
互いに名前で呼び合う又は後に生まれた者が相手をそう呼ぶのならわかるが、互いに互いを上とする呼び方は、不気味さを助長させた。
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2013/08/06(火) 22:05:53.53 ID:D/J1TKXp0
外からの太陽光以外に光源のない薄暗い待合室の壁際に置かれた、所々穴が開いて中のスポンジが覗いているソファーに、紫垣靖隆(男子八番)は腰掛けていた。
夜が明ける前までは北西にある農協の建物にいたのだが、明け方に二階堂哉多(男子十三番)・二階堂悠(女子十三番)の襲撃を受けた際に発砲するなどして大きな音を何度も出したので、その音を頼りにやる気になっている誰かが来るかもしれないというリスクを回避するため、まだ薄暗い内に拠点を移したのだ。
もちろん、移動にも大きなリスクはあったのだが、このままクラスメイトの亡骸の傍に居続けるというのも気分の良い話ではなかったので、移動することはあっさり決まった。
「紫垣、大丈夫か」
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2013/08/06(火) 22:06:24.43 ID:D/J1TKXp0
哉多1人を相手にして3人が負傷したが、それでもリーダーである前川染香(女子十六番)が無傷だったので、及第点といったところだろうか。
「…で?
道下は目ぇ覚ましたか?」
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2013/08/06(火) 22:07:17.18 ID:D/J1TKXp0
ことだった。
未来の腹部から胸部にある刺された痕と見られるそれは、十数か所に上っていた。
未来とは当然同じ男同士なのだが、改めて今までのことを思い返してみると、未来が服を脱いだ状態を見たことはなかった。
身体測定の日は思えば欠席だったし、体育の授業の前後の着替え時間に未来が制服の下に着ていたTシャツを脱ぐことはなかったし、プールの授業は全て見学していた(一度理由を聞いたが、『塩素が体に合わなくて』と言われたので納得していた)。
こんな傷跡を誰かに見られたら大騒ぎされるのは目に見えているので、未来は自分の姿を見られないようにしてきたのだろう。
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小さい子が好き(ロリコンではない)@7次元 @ 2013/08/06(火) 22:04:46.72 ID:vmaoryKco
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春香「あれ? あの人……」 @ 2013/08/06(火) 22:02:09.23 ID:KRh6naP6o
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