過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/06/07(金) 20:48:12.47 ID:2/prFqHo0
日向「まあ、そう悲観しなくてもいいと思うぞ。このゲーム盤で終わらせればいいだけの話だ」
罪木「……」
聞きたいことは沢山あったのに……私は何も言えませんでした。
さっき、私たちはデータだって聞いて、少しだけ気が楽になった部分があった。
このまま負けてしまって、やり直しになれば…日寄子ちゃんにまた会える。
そんな事さえ考えてしまって。
その罪悪感もあって、私は口を噤みました。
日向「なあ、罪木」
罪木「はい…」
日向「もう一度、西園寺と会いたいよな」
罪木「会いたい、です…」
日向「現実で、会いたいよな…?」
……日向さんにそう言われて、ようやく私は気づいた。
そっか……。そういうことだったんだ…。
もしも、このままゲームが終われば…私たちデータの存在は、消える。
それがどういう意味なのか、私には誰よりも、理解できた。
日寄子ちゃんとの絆も、無かったことになるんだ……。
日向「現実に戻って、この世界の出来事を覚えてる可能性はほとんどないと思うぞ」
罪木「どうしてそう言えるんですか?」
日向「俺はさっき、現実のお前たちがゲームの俺たちを見ているって言ったけど、それが真実なのかを俺たちが確かめるすべはないんだ。もしかしたら現実のお前たちはずっと眠っていて、ゲームを見てない可能性だってある」
罪木「でも、日向さんは……」
日向「俺は多分、イレギュラーなんだ。辿り着くはずの無い真実に辿り着いて、戻れるはずの無い現実に戻ってる」
日向「他のみんなが俺と同じだっていうのは…流石に楽観的だと思うぞ。それに…こうして真実を伝えて、罪木に何か変化はあったか?」
罪木「それは……」
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