過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/07/01(月) 22:58:02.05 ID:Uk9mNFms0
豚神「ぐぅっ!」
桑田「……悪ぃな。俺も譲れねえんだ」
桑田の攻撃を避けていると、桑田の口からそんな言葉が漏れた。
憂いを帯びたその表情が、その言葉が真実であると裏付けている。
豚神(そうだ…彼も、仲間のために戦っているんだ…)
豚神(必死になって、当たり前じゃないか…!)
罪木「豚神さん…私…!」
豚神「お前は来るな!」
罪木「でもぉ、私…っ!」
罪木が歯がゆそうにしている。
けれども、罪木に援護に向かわせるのは酷というものだ。
豚神(キミは…そんなに震えている…)
罪木の身体は、がくがくと震えていた。
いくら覚悟を決めていたとしても、目の前に鮮明な【死】を見ればああなるだろう。
ましてや罪木は臆病な女の子だ。
豚神(そんな子を…戦わせることはできない……)
豚神(桑田君は…僕が刺し違えてでも…ッ!)
豚神「罪木、ナイフを貸せ!」
罪木「で、でもっ!」
豚神「安心しろ、武器が無くてもお前は守る!」
罪木「っ……ぅっ…!」
罪木は苦しげに逡巡していたが、何とか分かってくれたらしい。
ナイフを豚神の方に放り投げた。
桑田「させるかよっ!」
豚神「くっ!」
床に落ちたナイフを拾おうとするが、桑田の妨害によって上手く取ることができない。
豚神(後、少し──っ)
桑田「そこだあああ!」
豚神「がっ!」
ナイフに手が触れた瞬間、背中に激痛が走る。
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