過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/08/02(金) 02:23:32.81 ID:SIqLITfn0
今度こそ、世界が崩れ去って行く。
もう、【ここ】がボクを閉じ込める理由を無くしたからだろう。
豪快な音を立てて、世界が崩壊する。
江ノ島「……本当に、バカじゃない…アンタ」
霧切「私の信じた苗木誠という男は、いつもこうよ。土壇場で、希望を信じて、立ち上がる。その姿が、世界で一番かっこいい」
霧切さんが粒子となって消えていく…。
霧切「どうやら、私の役目は終わったようね…」
苗木「霧切さん…」
霧切「私は、貴方の意志が生み出した空想の存在。仮想の存在が生み出した空想の存在って…ふふ、ちょっとややこしいわね」
そう言いながら笑う。
霧切「貴方を奮い立たせることが出来て、良かった。大丈夫、貴方ならどんな絶望だって乗り越えられるわ」
苗木「──ありがとう、霧切さん」
霧切「きっと、世界を救ってね…信じてるわ」
そうして、霧切さんは消滅した。
やがて世界の崩壊は加速していく。
真っ暗な空間に、ボクと江ノ島さんだけが残される。
江ノ島「アンタが最初に霧切ちゃんとの発言に違和感を感じたのは、たぶん夢の世界、って部分っしょ」
苗木「うん。そうだろうね…ゲームの世界で夢だなんて、おかしいと思ったよ。それにボクがプログラムなら、そんなものを見るはずがないのに」
江ノ島「もしかしたら見るかもしれないけどねえ?」
苗木「……そうだね。何事も否定しちゃダメだね」
江ノ島「この世界…ちょっとややこしいな。まあ苗木が閉じ込められてた世界は正確には、黒幕が創りだした仮想空間。まあ、新世界プログラム自体を乗っ取っているんだし、これくらいはお安いもんよ」
苗木「ボクを閉じ込めて、…どうするつもりだったの?」
江ノ島「別に。ただ、暇潰しになるかなって思っただけ」
苗木「霧切さんというイレギュラーを紛れ込ませたのは、僕を奮い立たせる為だったんだね」
江ノ島「それ以外にも、式典でフードの男の子出したりね。ああやってさりげなく不自然さを小出しにする演出はグッドだったと思わない?」
苗木「自分で言うのはどうかと思うけどね…」
江ノ島「……ま、いいや。これで苗木クンを心置きなく絶望させられるわけだし」
苗木「ボクを奮い立たせたのは、そういう理由?」
江ノ島「そう言う事。あんたには恨みつらみが沢山あるからね。中途半端な状態じゃなくて、希望で張り裂けそうなところを絶望で満たしてやりたいんだよ」
苗木「ボクは絶対に絶望しない」
江ノ島「……期待してるよ。苗木クン?うぷぷ」
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