968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:20:02.01 ID:KYQy5C0Qo
さやか「みな、そうだ……。勇者などともてはやし、過度の重圧を与え追い込んでおきながら……」
さやか「失敗すれば、すべて私の責! 誰も彼もが、侮蔑と失望を向ける!」
969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:26:01.80 ID:KYQy5C0Qo
カエル「く……。……ア、アンタが……! そんなセリフを言っちゃいけない!」
さやか「貴様がそれを言うのか……! 私をこんな風にした、貴様が……!」
カエル「何もかもを覚悟していたはずだ! いまさら……泣き言かよ! ダサいぜ、サイラス!」
970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:29:34.98 ID:KYQy5C0Qo
カエル「さやか、お前の駄々は聞き飽きたぜ。悪いが、俺はそこまでできた人間じゃねえ」
さやか「見捨てるの、師匠!? 結局師匠も、あたしを見捨てるの!?」
カエル「人間はみな弱い。だが、いつまでもそれをさらけ出していてどうする?」
971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:31:12.92 ID:KYQy5C0Qo
カエル「目ン玉ひんむいてよく見とけよ、さやか……」
カエル「そしてサイラス……。これが……俺が追いかけた、アンタの姿だ!」
972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:34:02.42 ID:KYQy5C0Qo
さやか「ぐおっ!? ……ば、馬鹿な……! 貴様が、『ニルヴァーナ・スラッシュ』を……!!」
カエル「どうだ! 目が覚めたか、ふたりとも!」
973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:38:31.56 ID:KYQy5C0Qo
カエル「今なら俺にも分かるぜ……。背中を追われ、見られていることの恐怖が……」
カエル「前を進むものは、格好つけなくちゃならない。後ろから来るヤツが迷わないようにな……」
さやか「師匠……」
974:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:41:26.75 ID:KYQy5C0Qo
さやか「なぜだ……! この……感情……私の中の少女が泣いているのか……?」
さやか「い、いや……それだけではない……。これは、私自身の涙……」
カエル「サイラス……」
975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:44:41.05 ID:KYQy5C0Qo
さやか「これで最後だ。構えろ、グレン」
カエル「……」
さやか「すべてのわだかまりを吐き出した今、道を決めるのはおのれの剣のみ」
976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:48:07.85 ID:KYQy5C0Qo
「『ニルヴァーナ・スラッシュ』!!!」
977:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:51:34.35 ID:KYQy5C0Qo
カエル「……」
サイラス「……」
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