163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/10(金) 20:17:16.11 ID:uAvvpyUMo
茄子「オサキについては、八犬伝で有名な曲亭馬琴さんが、『イタチに似た小さな獣』と書いているそうですね。
元々は九尾の狐の金毛が飛んで分かれたものだとか……」
ほたる「不思議なものですね……」
小梅「王子稲荷神社があるから、江戸一帯にはオサキが入れない……っていう伝承も、ある」
ほたる「……お稲荷さまに弱いんですか」
小梅「王子稲荷神社の祭神は、と、東国三十三ヶ国の狐の総大将だから……」
茄子「狐世界にも序列があるということですね。さて、これらの憑き物は、人に取り憑くだけではなく、家系に憑くこともあると思われていたようです」
小梅「うん。個人じゃなく、家に憑く場合は……その家に幸運をもたらすとされていた」
ほたる「……いいことですね!」
小梅「ううん。あんまりよく、ない」
ほたる「なんでですか?」
茄子「これらの憑き物がもたらす幸運や富は、神仏の加護とは違い、代償を必要とされていると考えられていたようなんです。
たとえば、一族の者がむごい死に方をするとか……」
小梅「周囲の人間が……不幸になるとか……」
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