過去ログ - 小梅「白坂小梅のラジオ百物語」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/20(土) 21:47:39.35 ID:/8QcRTUlo
 でも、そのときの私は男湯になってるって気づかなくて、ただ、ああ、男の人入って来ちゃったな、困ったなって思ってて。

 しかたないから奥の方に移動したんです。
 逃げたんですね。

 奥の方でやりすごしていれば、出て行くだろうと、そう思って。
 ほら、男の人って、そこまで長く湯につかってなかったりしますし。

 それで、じゃぶじゃぶ進んでいったんですけど、だんだんとあたりが湯気に包まれて、なんだか、先が見通せなくなってしまって。
 もう、周りが真っ白に。

 でも、気にせず進んでいたんです。
 その温泉はどこかに流れ出たりはしていないはずですし、外気の温度によっては湯気がすごいことになるのはよくあることです。

 ただ、ずいぶん広い温泉だなあ、とは思いました。
 なにしろ進んでも進んでも続いているんですから。

 まあ、それも、ちょっとした探検気分が味わえて、お得だなと思ったくらいですけど。
 前日は奥のほうには行きませんでしたしね。

 そうして、ようやく湯気が晴れて、なにか見えたと思ったら、ですね。


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