過去ログ - ほむら「助けて……ウルトラマン」ミライ「最後まで諦めない、不可能を可能にする」
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◆zroVfRkDXY
[saga]
2013/04/24(水) 02:02:42.17 ID:uClREkhn0
メビウス「ヘアッ……」
ワルプルギスの夜の一撃に、吹き飛ばされメビウスは倒れる。
――ピコンピコンピコンピコンピコン……
カラータイマーの点滅は、徐々にであるがそのテンポが速くなっている。
エネルギーが切れかかっている。
メビウス『う、うぅ……』
地に手を付き立ち上がる。
ワルプルギスの夜は優雅に宙を浮いていた。
インキュベーター「よく立ち上がるね……。寝てた方が楽なのに。まったく、君達は、わけが分からないよ」
わざとらしく溜息を吐く。
ワルプルギスの夜の次なる一撃が繰り出そうとすると……。
インキュベータ「……ん、あれは?」
メビウス「ッ!?」
ある光景に気づく。
視線の先には、この崩壊した街の中でまったくの無傷である一帯――避難所となっている体育館周辺であった。
魔法少女たちの必死の闘いで、気付かれないようにしていたその場所が気付かれてしまった。
インキューベータ「成程ね……。少し感じていたんだ。ある一定の場所から注意をそらすように戦っていることにね。そういう事か……」
その巨大な体の向きを、メビウスから体育館へと移す。
メビウス『や、止めろっ!!』
インキュベーター「君達は、強大な能力をもってして進化した一族。だけど、その弱点は……」
ワルプルギスの夜から巨大なエネルギーがあふれ出る。
インキュベーター「僕達のように感情を消し去らなかったことだ」
巨大なエネルギー段が発射される。
それと同時にメビウスは走った。
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