過去ログ - ほむら「助けて……ウルトラマン」ミライ「最後まで諦めない、不可能を可能にする」
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◆zroVfRkDXY
[saga]
2013/04/24(水) 02:06:37.04 ID:uClREkhn0
体育館。
つい先ほど、行方不明だった少女が戻ってきたことにより体育館は騒ぎになっていた。
洵子「馬鹿ヤロー!! 何処行ってたんだ!!」 親をこんなに心配させやがって!!」
タツヤ「う、う、う、うわあぁぁぁぁぁ……ねぇちゃ……グスッ……ねぇちゃん……」
まどか「ご、ごめん、ごめんなさい。ママ、タッ君……」
洵子「もう絶対に心配させんじゃねぇぞ!! この不良娘が!! ……無事でよかった」
そう言うと、力強くまどかとタツヤを抱きしめる。
弟のタツヤも両親の慌てぶりなどを見て、ずっと心配していたのだ。
3人は人目も気にせず泣き続けた。
智久「ありがとうね、君がほむらちゃんだろ。まどかから聞いてるよ」
ほむら「え、いや……そんな、私は何も……」
智久「まどかはね、誰かの為ならどこまでも頑張れる子なんだ。だから、君がいてくれたからあの子は今ここにいるんだよ。本当にありがとう」
ほむら「、……はい、ありがとうございます」
ついついお礼を言ってしまうほむらの姿に、智久は苦笑を浮かべる。
ちょっと前のまどかと似たタイプで、自分に自信が持てていないのかもしれないと、理解する。
智久「でも、ほむらちゃんも避難警告が出ているのに、外に出ちゃダメだよ。ほむらちゃんだって心配する人がいるだろ」
ほむら「う……ご、ごめんなさい」
智久「今回はたまた……ん、そういえば、君達を連れてきてくれたあの……ご年配の方は何処行ったんだろう?」
ほむら「え? 本当だ。……いなくなってる」
辺りを見回してみる。
さっきまで一緒にいたはずなのに、気付いたらハヤタの姿が無くなっている。
――ガチャ
再び体育館の扉が開く。
その姿を見てほむらは驚く。
ほむら「巴さん!! それに、佐倉……杏子さん?」
入ってくるのは、北斗と杏子、それに郷に背負われたマミ。
杏子「よぉ、あんたらも無事だったんだ」
気さくに手を上げて言うが、何処か元気がないように見える。
マミに関しては郷の背中に顔を埋めて、動こうとしない。
杏子「はは……色々とあってな」
ほむらの表情を読み取ったようで、無理に笑顔をつくる。
4人にも人が近づいていき、暫くは話しかけられそうにもなかった。
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