過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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◆ziIVTRHhh5Cl
[saga]
2013/07/18(木) 21:55:18.59 ID:I6rnhMVTo
俺は、そう思わずにはいられなかった。
俺の呟きに、ほむらは更に目を鋭くした。
ほむら「何ですって?」
苛立ちと、驚きと、呆れ、それらがごちゃ混ぜになって、別の何かになってしまったかのような感情が宿った声でほむらが返す。
岡部「だって、そうだろう?」
俺だって、たくさんの仲間の願いを犠牲にしてきた。
願いを無かったことにする度に、俺の心はバラバラにされそうだった。
ならば、それ以上のものを犠牲とするほむらの心は、どれほど傷つくのだろうか。
確かに、今はマミやまどかと険悪な仲だった。
だが、ほむらがタイムリープをする前。
最初の頃は、マミやまどかとも仲良くやっていたのだろう。
それが、まどかを救い出すという執念だけで、全てを切り捨てて、此処にいる。
俺には消して真似できないことだ。
自分の心を千々に砕くなど、俺には出来ない。
ほむら「ご生憎様、私は貴方みたいな異常なお人好しじゃないし、彼女たちに情なんて持ってない」
ほむらは溜息を付く。
何をバカなことを言っているのとでも言うように。
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