過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」 Part.2
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[saga]
2013/05/05(日) 01:27:55.09 ID:kpjTgzw2o
■ ■ ■
それに気がついたのは正午を僅かに過ぎたばかりの事だった。
彼女が起きた時間も既に十時を回っていたのだが、すぐに気が付かなかったのは痛い。
スーパーで今後の食事をどうするかを考え(暫く家に帰るつもりはない、というか会わす顔がないので主に缶詰類、特にサバの入ったもの)、物色していたフレンダは思わず声を漏らした。
フレンダ「うひっ」
運が良かったのは、集合時間からまだそんなに時間が経っていないことだった。
適当にサバ缶を籠に詰め込み、ご機嫌取り用のシャケ弁も一つ投げ入れる。
そして急いでレジを通し、急いでスカートの中にしまうと、脇目もふらずに走りだした。
いくらご機嫌取りはするとはいっても、このままだとお仕置きは避けられまい。 まさか上半身と下半身を分断されることはあるまいが、痛いことは避けたい。
それには果たしてどうすればいいのか。
答えは簡単だ。 誠心誠意を見せればいい。
全力疾走で走り、息を絶え絶えにして、すみませんごめんなさいと土下座をする勢いで謝ればあの流石の第四位も温情を見せてくれるはず。
そう、見せてくれるはずだ。
レベル五とは言え、仮にも人間なのだから。
さて、結果から言おう。
一言で言うと無理だった。 少し詳しくいうと、フレンダは仕事用の車の中で土下座をさせられていた。
狭いとは言わないまでも足を置くスペースが殆ど無い車の中で地面(車の中で地面というのもおかしな話だが)に正座をされると邪魔で仕方がない。
絹旗はリーダーと遅刻してきた同僚を一瞥し、超速く終わりませんかね、と面倒臭く思っていた。
麦野「私直々の収集に遅刻とか、一体何考えてるワケ?」
フレンダ「ごめんなさい」
フレンダの献上したシャケ弁はしっかりと食べつつ、麦野は小言を走らせる。
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