過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」 Part.2
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 01:59:50.53 ID:kpjTgzw2o
 ぶつくさぶつくさといい、沈黙が一瞬流れたと思ったら麦野は溜息を吐く。
 別にシュンとしているフレンダに毒気を抜かれたわけではない。 ただ馬鹿らしくなっただけだ。

麦野「ま、コレが本当に私からの招集ならオシオキフルセットじゃすまないんだけど。 今日は違うから許すわ」

フレンダ「……って、言うと」

麦野「そ。 向こうのヒト」

 麦野が備え付けのマルチ機能ディスプレイを親指で指すと、ブツン、と起動する。
 浮かび上がる画像や映像は無い。 ただあるのは『SOUND ONLY』の文字のみ。
 それが示す通りに、スピーカーから声が聞こえてくる。

『やーやーメンゴメンゴ、つい寝坊で遅刻しちゃったてへ☆』

麦野「解散。 アンタら帰っていいわ」

『こいつときたら! 冗談と本気の区別もつかないっての!?』

 一瞬本気で解散しようと立ち上がった麦野が面倒くさそうに座席に座り直す。
 若干前屈みになって腿に肘をついて言う。

麦野「じゃーとっとと本題に入ってくんない?」

『はいはい言われなくてもそうしますよーっだ』

 画面の向こうでアカンベーでもしてそうな口調でいう。
 少しばかりの間があって、向こうから咳払いが一つ。

『えーっと、『親船最中を狙う不穏分子を除去せよ』……学園都市直々の命令よん』


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