過去ログ - ほむら「手段は択ばないわ」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/21(日) 20:54:53.86 ID:6+L/TvX60
読みにくいから改行入れたほうがいいよ


43:[saga]
2013/04/21(日) 20:55:11.95 ID:mQAtD2s70
「話を戻します。同じ街に複数の魔法少女が居る事が、どういう事か……。先輩だって、理解出来ますよね?」
「そうね……。普通だったら、縄張り争いやグリーフシードの奪い合いになる。下手に話が拗れてしまうと、魔女退治どころか、魔法少女同士の争いに発展してしまう……」
「そういう事ですよ。
 それを未然に防ぐって意味でも、舐められない様にするしかない。その為にも、あれ位の行動を起こさなきゃ、収まりがつかないんですよ。
 この縄張りを共有させて貰う以上、最低限の礼儀と筋は通します。だから、この見滝原での活動を認めて貰いたいという訳です」
以下略



44:[saga]
2013/04/21(日) 20:56:13.52 ID:mQAtD2s70
「解って貰えますか?
 お互いの均衡を保つ為ですよ。仲間になった振りをして、後から裏切る様な魔法少女は腐る程存在します。
 それ位だったら、最初から適度な距離感と緊張感を持っていた方が、良い方法だと思いますけれど……」
「……」
「納得いきませんか……先輩?」
以下略



45:[saga]
2013/04/21(日) 20:56:57.67 ID:mQAtD2s70
「……あ、そうそう。まどか。それと、美樹さやか」
(……バレてた)
 隠れているさやかとまどかは、ドキリとしてしまう。
 だが、ほむらは構う事無く言葉を続けるのだった。
「盗み聞きとは、悪趣味ね。これは、貴女達が立ち入って良い話では無いのよ?」
以下略



46:[saga]
2013/04/21(日) 20:57:52.94 ID:mQAtD2s70
「一応言っておくけれど、私は巴マミの考えを否定する気は無い。ただ、私自身が賛同していないだけよ。どう言う考え方で活動するかは、人それぞれ……そうでしょ?」
「だけど……」
「けど、何かしら? 自分の考えと合わないってだけで、その人間の意見を簡単に否定するものではないわ」
「……」
 さやかは、反論の言葉を見つけられなかった。
以下略



47:[saga]
2013/04/21(日) 20:58:32.35 ID:mQAtD2s70
「くそ!! 何なんだよ!!」
 さやかは、当り散らす様に叫んだ。
「……美樹さん。落ち着きなさい」
 マミは、さやかにそう促した。
「……マミさん。さっき、転校生が言ってた事って……」
以下略



48:[saga]
2013/04/21(日) 20:59:19.53 ID:mQAtD2s70
「思う事……ですか?」
「ええ。
 願いが叶うってだけで、誰かに契約を勧めてはいけない……それだけは解った。いえ、気付かされたって方が正しいわね……。
 当たり前の事を、すっかり忘れてたのよ……魔女と戦う事は、常に死と隣り合わせ……」
「マミさん……」
以下略



49:[saga]
2013/04/21(日) 20:59:47.25 ID:mQAtD2s70
「私とさやかちゃんは、魔法少女じゃないけれど……マミさんの事を応援する事は出来ます。
 それだけじゃ、頼りないかもしれないけど……私達に出来る範囲なら、マミさんに協力したいんです」
 まどかは、力強く言った。
「まどかに良い所持ってかれたかなぁ……。
 確かに、マミさんは命の恩人です。だけど、あたし達はそういうの抜きで、マミさんの事をもっと知りたいんです」
以下略



50:[saga]
2013/04/21(日) 21:00:24.36 ID:mQAtD2s70
 その日の夕方。
 昨日取り逃がした魔女を、マミは追っていた。
 使い魔の魔力の痕跡から、じっくりと足取りを追う。華やかなイメージとは対照的に、実に地味な作業と言える。
(……近いわね)
 魔女の行先は見えた。標的の近くまで来ている事を確信した。
以下略



51:[saga]
2013/04/21(日) 21:01:14.11 ID:mQAtD2s70
 飛び降りたのは、女性だった。今は気絶している様で、目を覚ます気配は無い。介抱していると、首筋に奇妙な痣が付いていた。
(……これは、魔女の口づけね)
 魔女は、このビルに潜んでいると、マミは確信した。しかし、このまま女性をほおって置くのも、少々気が引ける思いもあった。
「私がその人を見ておくから、貴女が魔女を倒しに行けば良いんじゃないかしら?」
 その言葉を聞き、マミは思わず振り返る。
以下略



52:[saga]
2013/04/21(日) 21:01:53.78 ID:mQAtD2s70
「魔女の痕跡を追ってきたら、偶々出くわしただけよ。魔女を追うのは、魔法少女の習性みたいな物でしょ」
「どうかしらね……。言ったでしょ? 貴女は信用できないって……」
「流石に見ず知らずの一般人にまで、手はかけないわ」
「……その言葉の通りなら、私には手をかけても良いと言う訳ね?」
 マミは相当に警戒をしている様だ。
以下略



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