過去ログ - (^p^)「ぼくは ゆうしゃれす」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:46:58.82 ID:OCDhhie50
(^p^)「ぼくは おかあさんを しりません」

(^p^)「おかあさんは どこに いるのれすか」

女神「人間の言葉を借りるなら、天に召されたといえるでしょう」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/21(日) 21:47:34.82 ID:WaU9w/7A0
ナニコレなんか切ない


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:49:15.11 ID:OCDhhie50
翌朝

(^p^)「おとおさん おはなしが あります」

父親「おお、今日はお前の誕生日だったな。贈り物ならもうすこし待ってくれ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:51:02.98 ID:OCDhhie50
父親「ベッドの下に木箱があるから出してくれ」

(^p^)「だしました」

箱の中には、旅用の服と短剣、それから一掴みの銀貨が入っていた。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:52:36.97 ID:OCDhhie50
ひとしきり嗚咽してから、父は言った。

父親「いいか? 村の連中にはお前が旅立つことや、お前が勇者だってことは絶対に教えるな。もちろん女神様のこともだ」

父親「ひとまず昼の間はいつも通りに過ごすんだ。お前と仲の良いあの娘にも、教えるんじゃないぞ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:54:34.38 ID:OCDhhie50
父親「仕上げるので遅れたがこいつは誕生祝いだ」

旅支度を終えた(^p^)の手に父は、小さな木彫りの女神像を握らせた。

父親「母さんをモデルに彫ったんだが本物の女神様に比べてどうだろう」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:55:54.09 ID:OCDhhie50
翌朝、城門前

(^p^)「おしろに きました」

門番A「なんだあいつ? こんな朝っぱらから」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:57:04.41 ID:OCDhhie50
兵士長「おい貴様らさっきから誰と――」

(^p^)「これが ゆうしゃの あかしれす」ガオォォォン

兵士長「へ、変態だー! 引っ捕らえろ!」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 21:58:06.87 ID:OCDhhie50
王の間

国王「勇者を名乗る者が現れただと?」

大臣「はい。今朝方城門にておもむろに陰部を露出したところを門番らの手により捕縛したとのことで――」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/21(日) 22:00:07.21 ID:OCDhhie50
大臣「視点を変えて申しますと」

大臣「勇者を名乗る者は己の下腹部にある紋章――勇者の印を見せんとした際に、勢い余って所謂男の印なるものをも露出してしまい、そのために変質者として捕らえられたのでございます」

国王「真贋についてはともかくも、そこで勢い余るような手合いが勇者を名乗ったと? その者はいったいどのような人物なのだ?」
以下略



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