過去ログ - スネーク「この世に奇跡や魔法など、ありはしない」 ほむら「・・・」
1- 20
1: ◆P4k8koXlps[saga]
2013/04/22(月) 21:47:58.74 ID:PEKm47UD0

赤い空。見るも無惨に崩壊したビル群。まるで爆撃されたような景色の中、一人の少女が戦っている。

黒髪の少女は銃を持っている。

しかし、その身体はボロボロで、血を垂れ流している。

少し遠くには、ピンク色の髪を二つに縛った少女がその様子を心配そうに見守っている。

甲高い笑い声が聞こえた。

瞬間、すさまじい風圧とともに黒髪の少女はたまらず吹き飛ばされ、倒壊したビルに叩きつけられた。

ピンク髪の少女は泣き出しそうな顔で、ただその様を見ることしか出来ない。

当の黒髪の少女の、その足は奇妙な形に折れ曲がっていた。
しかし、彼女はそれでも銃を握り続けていた。

まるで、己の命より大切な何かを守りたいがために。

ピンク髪の少女はたまらず泣き出してしまった。それに気づいた黒髪の少女が彼女に向かって叫ぶ。

ピンク髪の少女は聞こえていないのか、ただ俯くばかりだ。

ふと、視線を下に向けるとピンク髪の少女の目線の先に、白い猫のような生き物がいた。

その生き物は彼女に何かを語りかけているようだった。

ジジジッ ズズッ

視界にノイズがはしり始め、どんどん暗くなってきた。

SSWiki : ss.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
171Res/75.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice