109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2013/12/01(日) 01:20:31.94 ID:kChYaLbA0
「えぇ、竜換の儀は対象の者の年齢が25までとなっており」
「それじゃ今年中に儀を執り行わないと……」
「カルノー家は廃家、財産や土地は全て没収されても文句は言えませんねまして、名誉ある1位騎士を廃家にしたとあっては……」
高位の位にあるものはその厚遇を受けるがために、それ相応の義務もある
どの国家においてもある精神ではあるがフリンシにおいては傾向も強く権力を利用し横領していた貴族が市民に私刑に合うなどという自称もあったぐらいだ。
「最悪の場合は……」
「で、時間的な余裕は実際のところどれぐらいだ?」
「一触即発の状態ですからね。何日もあるとは言えません正直なところ今すぐにでも発って欲しいぐらいです。」
「流石に今すぐってわけにゃぁなぁ?」
「そうだな準備として3日は必要だが……」
「流石にそこまでは持ちませんよ……」
「わかった、今からいうものを今日中に用意してくれ。あと鍛冶場の手配もなすぐに用意できるのなら明日の昼には出立できるだろう」
「分かりました。アリー君も兄様を助けてやってくれ」
「へ?わ、私?」
「流石に補助者に一族の者がおらんのも問題があるだろう?」
「分かりました、兄様……ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
「まるでお嫁さんに行くみたいだねアリー」
「ひゃへっ!?」
「話はまとまったみてぇだな……」
「あぁ、一つ言っていないことがある」
「なんでぇ?」
「契約と少しズレが出てきたからな。この分はまた別料金だ」
「はい、手前共も商人ですからそれは承知しております」
「よし、準備にかかる。シャルル殿と話があるからな、あとは好きにしてくれ」
「あいよ」
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