29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/12(日) 19:55:04.04 ID:EdUNtmU60
おのおの部屋へ荷物を置いた後使用人から食堂へと案内される。
建物には一部採光用の窓があるもののほとんど窓が無く光源は燭台のろうそくのみだ。
薄暗い中に先ほどのリュッケ・リンドールと名乗った男がいた。
先ほどの兵士の姿ではなく、礼服をまとった姿でテーブルの奥に座っている。
「どうぞ、おかけください」
「しっかし随分と凝ったことをするんだな守衛長さんよぉ」
椅子にかけながらモンドが口をひらく。
それにしたがってルイテルとアリアンノが腰をかける。
「随分と熱烈なラブレターを持ってきたもんだ」
「いや、失礼いたしました。あなたに連絡をつけるにはああするほかありませんでしたので」
「あ、あのっ!守衛長さん」
「どうぞリンドールとカルノーのお嬢さん」
「えっとその……リンドールさん」
「はい、何でしょう?」
「私のことをご存知なんですか?」
「えぇ、あなたのお父様シャルル……んんっカルノー殿とは幼馴染でして」
「別にかまわんシャルル・ド・カルノーだろう?」
「えっ?何で……」
「えぇ、その子女アリアンノ・ド・カルノー彼女はれっきとしたわが国の貴族ですから」
256Res/312.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。