50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/11(木) 22:29:28.19 ID:FmtFasZz0
屋敷の中があわただしくなる、ドアをたたく音がけたたましく鳴り響いた。
「おい!おきろ!」」
まだあさも早い時間の中部屋の少女は目をこすりながら身を起こす
「なんですか?もう朝ごはん?」
そこに現れたのは屋敷の差配をする少年ではなくいかめしい顔をした男
朝一番の寝起きで見るには最悪の顔である。
「ちょ、モンドさん?いきなり寝室にってまさか・・・」
「良いからさっさと出る支度だ、よくはわからねぇが状況がまずい方向にいったらしい」
「えっ?でも私は無関係じゃ」
「話を聞いただろう?まったくの無関係じゃねぇし説明するヒマもするほどの状況もしらねぇ」
いいからさっさと支度をしろといっていそいそと出て行くモンド
その彼も寝巻きの着流しなのだからイマイチ状況がつかめない。
だが、彼らについてここまでやってきたのだから従わないわけにもいかなかった。
いそいそと着替えをはじめ、合わせて荷物もまとめる。
「まったく、あの人たちはなんて勝手な」
「準備はできたか?」
「ちょ、ルイテルさん?まだですよ!勝手に入ってこないでください」
「事情が変わったと聞いているだろう?余計なものは持たなくていい」
「勝手に決めないでくださいよ!っていうか何なんですか?事情って」
「着替えは済んでいるな、守り刀と少しの荷物でいい」
「ソレくらいならすぐですが・・・なら今すぐ持て」
「はいっ!」
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