60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/25(木) 23:05:02.28 ID:v43Rb00Q0
「来るぞ出……ぐっ」
さらに雷鳴がとどろく。風切り音が彼らのそばを通り過ぎ
そしてユーカスの腕を血で染める
「おい、どうした?何の魔法だこりゃ?」
戸惑っている間にも先頭の馬は目の前を通り過ぎ、それに張り付くようにもう一頭が駆けて行く
標的は3人、そのうちの二人をもう逃してしまっていた。
「問題ない、逃がすなあと一頭遅れた奴がいるだろう、そいつをまず殺せばいい」
「そうですねぇ、我々三人に一人とは運が悪いです。かわいそうですがココで死んでもらいます」
三人が藪から踊り出る。相手は1人……こちらは一人負傷したが楽勝だ馬に乗った相手だろうがこの狭い街道ならば
脚を止めざるをえまい。
おのおの同じようなことを考えながら得物を出す。
馬は彼らを視認するとゆっくりと近づきそして歩みを止めた。
――数分前
「もうすぐだ、位置を少し変えるぞ」
「どうするんでぃ?」
「アリアンノ、君はヤツにぴったり張り付いていけ疲れてるとは思うが少しの我慢だ」
「へっ?は、はい!」
「頼むぞ、おそらくこの距離なら常人でも気づくやつはいるからな。馬で移動している時には馬の脚に注意しろ」
「脚だぁ?」
「脚を止めるために何らかの投擲武器は用意されているだろう、とにかくそいつを打ち落とせ、できるな?」
「ったく、お前ぇと違ってこちとら素人だぞ?」
「ソレぐらいはできると思って言ってるんだがな」
「努力しましょ」
――
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