88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/08/25(日) 23:04:46.28 ID:zNbVnNgB0
「火竜を……おと……した……」
「だから言ったろ?少しは信用しろって」
「貴方たち本当に何者なんですか?あんなでたらめな方法で片方は一刀両断
もう片方はよくわからない方法で火竜を落とすなんて考えられないです」
「なぁに、ただの旅の何でも屋だ」
「ただの何でも屋が竜を落とせるわけがないじゃないですか!」
「ま、俺は言ってもいいんだが勝手に言うとルイが怒る。アイツにきくこったな」
「何の話だ?」
唐突に声が彼女らに降りかかる。顔を上げると泥だらけになったルイテルがそこにいた。
「よぉ、随分遅いじゃねぇかあの程度にこんなに時間食いやがって」
「すこし油断はしたがな、お前こそ血だらけじゃないか」
「返り血だ。着地に失敗して少し腰を打ったがな」
「間抜けか」
「間抜けって言うなよ、生身で竜を倒せるヤツなんてなかなかいねぇんだとよ
少しはほめてくれても良いんじゃねぇか?」
「はいはい、ご苦労さん。とりあえず行くぞかなり足止めを食ったしな」
「ちょっと私を無視しないでくださいよぉ」
「コイツがついてるんだ無事に決まってるだろう。とにかく急ぐ馬に乗れ。後1時間もすればつくだろう」
先ほど竜を落としたばかりとはいえないほど冷静で冷淡な口調で答える。
竜を単独で落とすほどの技量と武器、彼らは一体何者なのか。
なぜ自分を護ってくれているのか彼女には一切理解ができない。
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