過去ログ - モバP「こうして僕の新婚生活は始まった」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:42:50.27 ID:J/JRU+J60
  「じゃあ、Pちゃんって呼んであげゆー」

 幸子はキノコだらけのパスタ、僕はお手製夕飯を頼む。

  「注文はこれだけー? もっともーっとさっちゃんとお話ししたいにぃ」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:44:09.01 ID:J/JRU+J60
  「えへへ、実はね―――マンション買っちった」

幸子「凄いじゃないですか―――さん」

 未だ当たり障りのない話を続けている二人を見やる。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:45:58.12 ID:J/JRU+J60
  『まだまだこれからでしょ!』

 食事が届くと背の高い店員は席を外した。しっかりと幸子を見据える。

幸子「ふふっ、視線独り占めです!
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:47:18.84 ID:J/JRU+J60
 背の高い店員が気を利かせたのか幸子の椅子は席が高く、僕の椅子は心持ち席が低めに設定されていた。

幸子「プロデューサーさんは独特の変わったセンスをしてますね!
   この後はプロデュサーさんの服を買いに行きましょう。御代の事なら心配いりませんよ。
   前の事務所に支払う予定だった月謝が有りますから、気にせず受け取って下さい」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:48:33.20 ID:J/JRU+J60
 慌てて僕の姿を省みる。
くすんだ靴/すれて折り目の消えたズボン/ノリの無いシャツ/生地の薄い上着。
いかに僕が場違いであるかの現実を、改めて突き付けられた。

幸子「プロデューサーさんだったらボクの横にいてもいいですよ。ねっ?
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:50:36.37 ID:J/JRU+J60

 学の無い僕にはこの皮肉は理解できなかったが、胸の奥で拍手をするしかなかった。
およそ互いの決裂しかない会談を持ちかけた、僕が馬鹿であったという事か。
おとなしく彼女の軍門に下るとしよう。やはり引き抜きなど考えるべきではない。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:52:44.06 ID:J/JRU+J60



  おお、何があなたを苦しめるのです、騎士よ

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:54:43.79 ID:J/JRU+J60


  『勝手にいなくならないで下さい』

 ああ幸子、カワイイ幸子、僕が大好き―――女性。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:56:37.99 ID:J/JRU+J60
 幸子に翼が生えた時、欲しい物は何でも手に入ると思った。

 だけど、間違っていたのは僕だった。
それでも、彼女は―――だったのだ。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 22:58:18.72 ID:J/JRU+J60


  あなたの額は百合のよう

  苦悩と熱によって露にしとり
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:00:05.88 ID:J/JRU+J60


幸子「とりあえず褒めて下さい!
   観客は鳩だけなんですから、プロデューサーさんにはボクをカワイイと讃える義務が有ります」

以下略



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