22: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:02:58.98 ID:apyY2YgH0
次の月曜日、それは大騒ぎになった。
ちひろさんがネックレスをしている。
これ、どこで買ったの。みなも一斉に食いついた。
彼女はちらりと目をやり、自分で買ったと述べてくれていた。
ああ。その方が、ぼくとしても助かる。
彼女は質問攻めにあっていた。
それをみて、ぼくは少しだけ、誇らしげになった。
その中のひとりが、ぼくの方をみて、にっこりと微笑んでくれた。
アドバイスをくれた彼女だった。
ぼくは軽く頷き、彼女だけには真実を伝えた。
ありがとう、と伝えるように、ぼくは笑いかけた。
彼女も、おめでとう、と言うかのように笑ってくれた。
彼女は口の動作だけで、頑張って。そう言ってくれた。
次は、ぼくは大きく頷きを返し、彼女はその談笑に身を任せた。
その姿をみて、仕事を頑張ろうと思った。
失敗などさせるものか。
その想いは見事に実を結び、大きく華を咲かせた。
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