45: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:35:25.36 ID:jHXJVv+b0
『…はい。待っていました』
そうだ。ぼくは、伝えるのだ。
彼女に、ぼくの全ての想いを。
「…ぼくは」
「ぼくは…」
上手く口が回らない。
あの饒舌な舌はどこへ。
『はい』
たった一言を口にするだけではないか。
ああ、ぼくの舌よ。回ってくれ。
「ぼくは、ちひろさんのことが」
ぼくは、伝えると決めたのだ。
…それが、どう、転んだとしても。
この気持ちは、抑えられないのだから。
「ぼくは、ちひろさんのことが―――――」
「―――――好き、です」
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