過去ログ - モバP「夏の上に夏を重ねて」
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48: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:37:01.64 ID:jHXJVv+b0

ぼくはその種に、知らぬ間に水を撒いていた。

それからは、ぼくはとある企画に精を出していた為、時間がなかった。
あまりにも雑多なぼくのデスクの上には困ってしまう。
ああ、彼女がいれば、お願いできるのに。

その4日後から、ぼくは事務所の変化に気がついていた。

けれど…あえて、口には出さなかった。そうだとすれば。
それからも忙しなく企画を整え、落ち着いたのがそれからさらに5日後だ。
ぼくは、精神的にも、肉体的にも疲弊しており、どこか彼女に癒しを求めていたと思う。

その日の昼、ぼくは昼食を買いに行った帰りに、彼女と食事を共にした。
健康には気をつけてくださいよ、と釘をさされてしまった。
相変わらず愛らしいその仕草は、微笑ましい。

昼食を終え、彼女がコーヒーを入れてくれた。
ぼくの眠気を察してか、無糖のコーヒーをいれてくれた。
本当に気が利く。今だけは、ぼくがそんな彼女を独占しているのだ。

14時頃、ぼくは彼女に呑みに行きたいという旨を伝えた。
けれど…その反応は、あまりよくはなかった。
彼女は申し訳なさそうに言った。

『ええと…すみません。私、その日には先約があって』




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