過去ログ - モバP「幸子の事を本当に理解してあげられたのだろうか」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/26(金) 15:01:46.58 ID:dNOLliTfo



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お仕事が増えたのはとても嬉しかったけれど、同時に悩みも増えていった。

忙しくて登校が出来ない日も、珍しくはなかった。
ボクの学校はエスカレーター式で、滅多に落第などはしないけれど、勉強も頑張ってこなしていた。
勉強を疎かにしていれば、プロデューサーさんはきっと、

「仕事を減らすから、学業を優先しろ」

と言われると思う。

駆け出しで一番大切な時期だとちひろさんにも言われたし、ボクもその通りだと思う。
だけど、ボクはそれを免罪符にしているのかもしれない。


幸子「あれ?」

ある日、学校に行くとボクの上履きが無くなっていた。
靴箱を間違えたかと思って確認してみたけれど、そこは間違いなくボクの靴箱だった。

それからも、ボクの私物がしばしばゴミ箱内に落ちている事があった。
しかし、今のボクにそんな事に気を遣っている暇はなく、無視をしていれば嫌がらせもなくなるだろうと軽く考えていた。



そんな事が1週間ぐらい続いたある日、ボクの靴箱に1枚の紙切れが入っていた。
ファンレターなどの綺麗な便箋とは違い、ただのノートの切れ端のようだった。


”[ピーーー]!消えろ!ブス!学校に来るな!”


書き殴られた手紙の中には、まだピカピカなカミソリの刃が入っていた。
ボクはその日、体調不良とだけ保険医に告げ、涙目になりながら家に帰った。



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