過去ログ - アナスイ、徐倫と共に一日生き返る
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/27(土) 13:31:36.17 ID:b8QHYCA30
第七話 『わかった』


<現在時刻 21:14>

ここはこの街にある代表的な公園の一つで、
高台からは港を見渡すことができる。
この時間にもまだ何組かのカップルが視界に入る、人気公園だ。

徐倫「ねぇアナスイ。あの星…見て」

アナスイ「どれだい徐倫?」

徐倫の指す方向を見てみる。

徐倫「ちょっとだけどさ、F・Fに見えない?あれが髪形で…」

徐倫が指で星々をなぞる。
スッ、スッ、スー…

アナスイは思う。
星を見るということは、魂を見上げさせる行為だ。
だから違う世界に出会える。きっと彼女には今違う世界が見えているのだろう。

その指の描く様を、アナスイはただじっと見つめていた。


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