22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/27(土) 19:25:02.86 ID:yvHOVQJVo
止め具はなく、摩擦だけで封がされていた。
金色のリング。プラチナ色の装飾が流れるように交わったシンプルな作りだった。
咲「きれい」
京太郎「よろこんでくれてなによりです」
咲「明日の会見、これつけてでていい?」
京太郎「べ、別にいいけど、なんかつっこまれたらどうするの?」
咲「『婚約者からの優勝プレゼントです』って堂々いうよ」
京太郎「咲、お前が元気でよかった」
ふいな一言に言葉がつまった。
京太郎「やっぱり麻雀続けてよかったと思うよ。俺はそういう明るい咲が好きだ」
目頭が熱くなる。これ以上冷静でいるのは不可能だった。
咲「京ちゃん……キス、して」
京太郎「ん、目つぶって」
セミがまたどこかで鳴きだした。
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