3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/27(土) 19:05:39.80 ID:yvHOVQJVo
一瞬の間に思考の摩擦が見て取れたが、結局は言い直さなかった。上目でころころ変わる咲の表情を見つめながら、京太郎はちょっとばかりの優越感を得た。
目のやり場に困った咲は読んでいた小説を栞も挟まず閉じ、コタツへと体を押し込んだ。座布団を枕にすると雀卓へと顔を向ける。
咲「京ちゃん狭い」
京太郎「お前な、子供か」
咲「うん、子供」
京太郎が伸ばしていた足を組んで胡坐をかくと、ポケットにはいっていた携帯電話が腰に当たった。おもむろに取り出して開くと、メールが三件。
京太郎「咲、竹井先輩と染谷部長は電車が止まって時間がかかるから遅れる。優希は家から出たくないって」
咲「ん」
京太郎「こんな天気だしなぁ。明日もずっと雪降ってるってよ。朝、お天気のお姉さんが言ってた。美人の、竹井先輩に似たお姉さん」
咲「最後の情報いらない」
横目で睨みつけられても視線ははずさず、京太郎は微笑んだ。
京太郎「和もいまごろカナダのどこだっけ? バンクーバー? いいよなー俺も海外へ旅行してみたいわ。それであっちの美人で金髪で碧い目をした胸の大きい……」
視線は再び咲へ。睨んではいなかったが、間違いなく頬を膨らませていた。怒りの表現として最高にかわいいのではないか。あざとさを感じないのが咲のいいところである。
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