9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/27(土) 19:11:33.05 ID:yvHOVQJVo
前半終了
後半に続きます。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/27(土) 19:12:58.70 ID:yvHOVQJVo
宮永咲が高校を卒業し、プロ雀士になってから一年がたった。
夏の大会、東日本選手権で優勝した日の暑い夜。ひとりで祝賀会を抜け、ホテル近くの自然公園をほっつき歩いていた。
ぼけた外灯が洋式でデザインされたベンチを照らす。なかなか不気味な光景にも臆せず、遠慮なしに座った。
携帯電話を開く。たくさんの受信メールと着信。高校の部活仲間、大会で知り合った友達、そして、
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2013/04/27(土) 19:13:38.28 ID:W2NajnO10
ほぅ
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2013/04/27(土) 19:14:19.56 ID:yvHOVQJVo
照「お、あれがデネブ？ 大三角形完成」
咲「すごい顔の色……。飲みすぎだよ」
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2013/04/27(土) 19:15:34.04 ID:yvHOVQJVo
咲「え！？」
照「そう咲が呼ぶから」
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2013/04/27(土) 19:16:17.86 ID:yvHOVQJVo
質問の意図が読みとれない。
咲「は？」
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2013/04/27(土) 19:16:52.87 ID:yvHOVQJVo
咲「お姉ちゃん、完全に酔っ払ってるよね……」
照「かけてみて」
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2013/04/27(土) 19:18:04.90 ID:yvHOVQJVo
・
・
・
咲「なんで京ちゃんが出てくるのっ！ なんで京ちゃんの事知ってるのっ！！ なんで電話しなくちゃいけないのっ！！！」
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2013/04/27(土) 19:18:54.95 ID:yvHOVQJVo
自然と手を握られた。付き合ってたころはたいしたことじゃなかったのに、いざ意識すると気が狂うほど心拍数が跳ね上がった。あの、夏の大会の日の夜、初めて手をつないだときを思い出した。
自然公園を抜け、夜空を塗りつぶさんとする街灯が姿を現し、少し歩いたところで自販機を見つけた。そのとなりにはベンチとゴミ箱。設置した人間のご厚意に沿う形で並んで座った。
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2013/04/27(土) 19:19:55.25 ID:yvHOVQJVo
咲「私、」
間。
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