3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/28(日) 23:27:16.44 ID:eKSlZmG8o
そういう積み重ねがあって、気づけば私は学校でもほとんどひとりだった。
暗くて、外に出なくて、不気味な子。
みんなは私をそんな風に見てたんだろうし、私も、そう見られても構わなかった。
苦手なことなんて、誰だって進んでやりたくない。
私にとってはそれが、人との会話だったってだけのこと。
……仕方ない、よね?
みんなが嫌いなわけじゃない。
ただ、困らせたくない。必要以上に嫌われたくない。
学校で女の子たちがわいわい楽しそうにしてる外で、毎日私はぽつんとしてた。
たまに見かねた子が話しかけてくるけど、長くは続かない。
私と話したって、面白くないから。
囲まれて、明るくて、会話の中で“ともだち”を笑わせたりする――そんな子を、すごいと思ってた。
ほんのちょっとだけ、あんな自分になれたらな、とも。
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