2: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2013/04/28(日) 23:47:54.42 ID:zcZSWxw+0
それは丁度、本を読み終えて眠りに着こうとしていた夜の話です。
佐天「うーん、何だか誰も救われない最期だったなー。冒頭で死んじゃうことは書いてあったし、あんまり明るい話ではないって分かってはいたけど......ね」
3: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/28(日) 23:50:10.19 ID:zcZSWxw+0
佐天「(え、え? 何なの一体!? )」
その呟きが聞こえてから暫くすると、辺りが急に光始めました。その光り方というのが、蛍光灯のように目に悪そうな白色のものではなく、ランタンのように橙のものでもなく、今まで見たことのない白さなのです。
4: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2013/04/28(日) 23:52:42.55 ID:zcZSWxw+0
佐天「......よし、探すか」
と言っても、いつまでも惚けているわけにはいきません。今後誘拐犯がここに来るのだとしたら、何をされるか分かりません。
5: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/28(日) 23:54:31.99 ID:zcZSWxw+0
佐天「ッ!? 」
と、ここで、あろうことか私は盛大にずっこけてしまいました。何かを足に引っ掛けたようです。
6: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2013/04/28(日) 23:56:03.23 ID:zcZSWxw+0
佐天「このパソコン、実は罠で起動した瞬間ドカンッ! とかないよね......? 」
誰が聞いている訳でもないのにこう言いましたが、正直爆発するとは思っていません。私の為にこんなにも不思議な空間を用意するくらいの人物が、こんなにもあっさりと私を殺す筈がないと思うからです。
7: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/28(日) 23:57:03.05 ID:zcZSWxw+0
佐天「......開くしか、ないよね? 」
ホラーな体験が続いた所為で耐性がついたのか、単にパソコンの画面がおかしいという事だけでは私を止めることは出来ません。勿論、怖いですが。
8: ◆jPpg5.obl6[saga]
2013/04/28(日) 23:59:24.28 ID:zcZSWxw+0
デスクトップに戻ると、『部屋』、『ヘルパー』のショートカットが追加されていました。どちらも右上にNewの文字が付いており、なかなかの親切設計だと思います。
何故私が読んだタイミングで追加されたのか、そこには深く突っ込まないようにします。下手な好奇心は、身を滅ぼすので。
9: ◆jPpg5.obl6[saga]
2013/04/29(月) 00:02:27.30 ID:gDaipAmq0
こうもあっさりとこの部屋を脱出出来るというのには、違和感を覚えます。寧ろ、違和感しか感じません。
ここで私が『レーヴェン』と唱えて退場し、説明通りに自室へ戻れたとしたら、何の為にこの場を用意したのかが分からなくなります。
10: ◆jPpg5.obl6[saga]
2013/04/29(月) 00:03:21.04 ID:gDaipAmq0
11: ◆jPpg5.obl6[saga]
2013/04/29(月) 00:03:52.89 ID:gDaipAmq0
今日はここまでということでお願いします。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/29(月) 00:08:05.77 ID:4e8eX+cfo
このパートで麒麟さん(ライオ)を仲間にしないと新妖怪が増やせなかったりする
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