過去ログ - マミ「ある朝目が覚めると、白髪美少年がキッチンで朝ご飯を作っていた」
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164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/16(木) 23:26:01.22 ID:KMtP13cKo

杏子「っ!」

バイト「まあ、なんだか普通っぽい装備であることは事実だよね。 スーツに包丁、まるで一般人だ」

バイト「実際、そんなに強いわけでもないよ? ジェムを盗っていなかったら、今頃僕は串刺しさ」

バイト「……でも僕が抱いた願いからすれば、それが妥当というものだろうね」

杏子「な……?」


バイト「僕はね、人間になりたいと願ったんだ」


バイト「人間は誰でも、産まれた時から感情を持っている」

バイト「当たり前みたいに笑うし、泣くし、喧嘩もする。 ……それが羨ましいよ」

バイト「きっと誰だってそう思うはずさ。 そういうものだからね、感情って」

杏子「…………」ズリッ

バイト「でも、僕らがいくらそう願ったって…… それを叶えることはできない。 それこそ、僕らは人間じゃないから」

バイト「ただ、このまがい物の感情が生み出すなけなしの力が……」

バイト「この一般人じみた格好と、人間の中に溶け込むための魔法をくれただけさ」



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