過去ログ - 男「たんてい部……?」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/30(火) 21:21:28.23 ID:gqCdf1kyo

夏「現場にバナナの皮と倒れている鋭太。これだけで何が起こったのか理解できる」

鋭太「……そうですか、なんだか複雑です」

真矢「これは推理というより……『あぁ、またか』といった日常のワンシーンなのだよ」

男「…………バナナの皮を片付けたのは氷口さん?」

夏「へぇ……」

真矢「ちがうわ」

男「……それじゃ、どうして」

トラ「マヤは私たちが電話連絡するまで知らなかったよー」

鋭太「そうなの?」

夏「真矢が知っていた情報は二つ。
  【鋭太が花瓶で頭を殴られたこと】……正しくは仰向けに倒れた時に自らぶつけた。だけど。
  そして、各教室を周って【花瓶が持ち出された教室】を突き止めただけ」

鋭太「……で、トラからの連絡【バナナの皮】で真矢は事件ではなく事故だと判断したわけか」

真矢「…………そうよ……」

鋭太「どうして、トラと夏さんはすぐに教えなかったの?」

真矢「わぁーーー!!!」

鋭太「な、なんだよ! うるさいな!」

男「?」

トラ「マヤはねー。鋭太が殴られたと早合点して犯人を特定するために各教室を急いで周りに行ったんだよー」

鋭太「……なぜ?」

夏「犯人が許せなかったのね」

真矢「ち、違うわよ!! 私は鋭太のことなんか心配していなかったんだからね!」

夏「鋭太が誰かに恨みを買うようなことしない、と?」

真矢「うん……教室を周ってる途中でそれに気づいて……って、この流れ嫌!」

鋭太「俺を運んだのは誰だ?」

トラ「“彼”だよー」

鋭太「あ、アイツか。後で礼でも言っておくか」

男「…………なるほど」

真矢「コホン。……部長である探偵! の私の偉業を確認したところで……さ、これに記入を」

男「すいません、もう部活には入っているので……」

真矢「構いません。偶に顔を出してくれれば。そのついでに…――…なんかを持って来てくれれば」

鋭太「え? 聞き取れなかった、なんだって?」

真矢「黙ってなさい、鋭太。さ、記入を」

トラ「マヤー、悪質な訪問販売みたいだよー?」

男「えっと……、これから用事があるので失礼します!」


ガチャ! バタン!



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