過去ログ - やはり俺はどの学校でもぼっちである。
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆5m18GD4M5g[saga]
2013/05/04(土) 17:11:55.58 ID:v7d/Z+OJ0

体育館裏は周辺が木々で囲まれており、陽の当たらないじめっとした空間が広がっていた。

そして陽が当たらないせいか、さっきまでいた場所よりも気温が低くやや肌寒く感じる。

俺は半袖で露出した両腕を軽く擦りながら歩いて行くと、そこである物を発見した。


「これって靴……だよな?」


体育館の曲がり角に隠れた部分に、二足の靴が無造作に置かれていた。

靴の中には砂利が大量に詰められており、それをひっくり返すと地面に小さな砂山が出来上がった。


「……はぁ、つまんねぇ真似してんじゃねぇよ」


俺はもう片方の靴の中に入った砂利を取り除くと、砂埃で汚れた中を持っていたハンカチで拭う。

ハンカチはあっという間に土色に染まったが、代わりに靴の中は綺麗になった。

これならこの靴の持ち主がこれを履いても靴下が汚れることはないだろう。




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