過去ログ - やはり俺はどの学校でもぼっちである。
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆5m18GD4M5g[saga]
2013/05/04(土) 17:14:07.82 ID:v7d/Z+OJ0

「さてと、そんでこいつは一体誰の靴なんだ?」


俺は足の甲が当たる部分の靴の内側を覗きこんだ。

するとそこには、黒のマジックで『雪ノ下』という名前が記されていた。


「(……まあさっきの信号機ガールズの会話から想像はついてたけどな)」


ちなみに信号機ガールズとは、先程の女子三人組のことである。

先頭を走っていた女子のランドセルの色が水色、次に飛び出した女子のランドセルの色が黄色、最後の女子のランドセルの色が赤だったので『信号機ガールズ』。

なんの捻りもない、容易に思いつく上に覚えやすい名前だ。

しかし女子の顔はよく見えなかったので、ランドセルがないと判別が難しい。


「(……まあこんなクズみてぇな真似をするヤツを覚えてやる気は毛頭ないけどな)」


俺は二足の靴を持って昇降口へ向かって歩き出す。

そこへ行けば、おそらくこれを探し求めている少女がいるはずだ。

もしいなかったとしても、そこで待っていればそのうち来るだろう。

やや駆け足気味で、俺はこの靴の持ち主の元へと急いだ。



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