過去ログ - 友「まだ女の事忘れられないのか?」男「忘れられない」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 06:35:56.32 ID:oPympRgAO
―7月末―

男は炎天下かの中、女を待っていた。
しばらくすると、女がやってきた。

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/02(木) 07:01:59.75 ID:oPympRgAO
男は手を繋ごうと言われて、慌てて滲んでいた汗を拭う。
女は横に手を広げて、男が手を握るのを待っていた。
男は拭った手で、女と手を繋いだ。

いきなり初デートで、すぐに手を繋ぐことになろうとは予想だにもしなかったのだから、男は緊張を隠せなかった。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 07:13:53.82 ID:oPympRgAO
二人は手を繋いだまま、街を歩いた。

女「ねぇ。図書館に行かない?」

男「読みたい本でもあるの?」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 07:38:20.86 ID:oPympRgAO
図書館の中は当たり前ながら、静かだった。

女は真っ直ぐ入っていって、左手の奥の棚に向かった。

その棚は主に古典文学の著書がずらりと並んでいた。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 07:45:30.81 ID:oPympRgAO
女は二冊とも借りず、棚に返して、男と二人で外に出た。
外は既に薄暗くなっていた。

男「なんか読みいっちゃったね」

以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/02(木) 07:47:03.17 ID:oPympRgAO
>>42


中間、変換ミスで俺となっていますが男です


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 07:51:30.91 ID:oPympRgAO
飯食う


46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/02(木) 08:29:17.24 ID:oPympRgAO
たまに男が俺になってます
すいません

また夜にきまし


47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 23:26:35.37 ID:oPympRgAO
ラーメンを啜りながら、男と女は話していた。

しかし、女からとある質問をされる。

女「男くんの家はお金持ちだって言ったけど、何か会社でも経営してるの?」
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 23:38:25.08 ID:oPympRgAO
―帰り道―

女「ねえ」

男「うん?」
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 00:15:51.24 ID:ak3DcTkAO
男「嘘だろ?」

女「本当だよ。お好み焼き屋で出会った瞬間に」

男「マジか・・・」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 00:38:16.69 ID:ak3DcTkAO
しかし、終焉はすぐに訪れた。

―春休み―

男は女に電話をしたのだが、出なかった。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 00:47:34.90 ID:ak3DcTkAO
次の日も女とは連絡が取れない状態が続いた。

これで5日間会っていないことになった。

可笑しく思った男は女の家にいこうとした。
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 01:17:13.78 ID:ak3DcTkAO
男は女のアパートの前に立つと、呆気にとられた。

表札もなにもないし、大家に頼んで鍵を開けてもらい、中を見るが、もぬけの殻だった。

男は狼狽していた。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 01:25:51.76 ID:ak3DcTkAO
男が高校2年になってから、友の情報もあり、女は学校を辞め、どこかに消えたらしい。

男を含め、女がどこに飛んでいってしまったのか、皆目検討もつかなかった。

父親自身は閉口したまま。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 01:28:11.63 ID:ak3DcTkAO
これで大きな節目迎えました
あまり大切な所ではなないので、飛ばしてきましたが、読んでくれた方、ありがとう

おやすみ


55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/03(金) 16:35:14.49 ID:12rPYTeJ0
やっとパソコンから書ける…

続き書きます

色々間違えますけど


56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/03(金) 16:40:59.12 ID:12rPYTeJ0
二年になると、男はまったく別人と化していた。

気さくで、付き合いも良かった彼は、毎日学校に登校してきても、何も喋らず、ただ本を読んでいるだけだった。

唯一彼と話せたのは友だけ。
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/03(金) 16:55:12.02 ID:12rPYTeJ0
そのまま時は過ぎていき、気付けば卒業していた。

男には一年の時の思い出しかなかった。

学園祭も修学旅行も男は行かなかったから。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/03(金) 16:58:24.89 ID:12rPYTeJ0
一応男は大阪府にある大学へ進学することが決まっていた。

学部は経済。後を継ぐ為の勉強。

友も学部は違うものの、同じ大学に進学した。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/03(金) 17:18:50.43 ID:12rPYTeJ0
男「ああ、変わったさ。父親に対する憎悪が増して、自分の心が死んで行ってるんだから」

友「男…」

男「お前も知ってるだろ?女と俺がどうして別れたのか」
以下略



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