過去ログ - モバP「なぁ、凛」凛「・・・何?」
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174:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/08/03(土) 23:47:19.92 ID:2Rri/92x0


息を呑んだ。物事に関しては慎重に慎重を重ねるくらいのプロデューサーが、失敗が予想通り…?
プロデューサーの言葉の真意を量りかねているうちに、プロデューサーは続ける。

「お前はともかく、加蓮と奈緒、二人は確かに脅威的なスピードで成長してる。
それに関しては、あいつらの才能、プロデュースの方針、レッスンそのものの慣熟…要因はいろいろあるんだが」

確かに、加蓮と奈緒は事務所のほかのメンバーの事務所に入ってからの同時期に比べると、段違いの完成度だ。

「でも、何よりでかいのは、凛。お前と一緒にやってるからだよ。
 お前と一緒だから、技術も盗み安いし、モチベーションも維持しやすい―――何より、お前がいるだけで、二人は安心できるんだ」

安心できる…そう、思ってもらえることは、何より嬉しい。一応先輩アイドルとして、立つ瀬は保持できたのだろう。

「まぁ、お前らの相性っていうのもあるし、それ以上に先輩1後輩2のシステムでいくことの利便性も把握できた。お前らを最初の三人組にしたことは大正解だったよ」

プロデューサーはそこまで喋り終えると、息を一つついた。

「それで、その…予想通り、っていうのはどういう…」

自分で答えにたどり着くことが出来ないまま、私はプロデューサーへと聞いていた。
プロデューサーは一度、私をチラリと見た後に口を開く。


「それはな…いくら、凛が他の二人に比べて経験があって、努力もしてて、素質があっても…今日のあのステージを背負いきることはできないと思ってたからだ」


プロデューサーの言葉が耳に届くと、私は身体が凍り付いてしまったかのように動けなくなった。





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