過去ログ - モバP「なぁ、凛」凛「・・・何?」
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181:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/08/03(土) 23:51:31.18 ID:2Rri/92x0




「…あー……」

数分後、お互いなんとなしに身体を離すと、私のさっきまでの言動がよみがえってくる。

「…ごめん、プロデューサー。私さっき相当恥ずかしいこと言ったよね」

「いや、まぁそれはいいんだ。お前の気持ちが聞けて嬉しかったしな」

「…はぁ」

どうしてそういうことを言うのか。いろいろなことが分かっても、今この瞬間の私の気持ちは、プロデューサーには分かっていない。
如何ともしがたい感情を溜め込むこととなってしまった私にかまわず、プロデューサーは告げる。

「そうだ、凛!早くステージに行かないと」

「え?ど、どういうこと、プロデューサー」

「いや、な。加蓮と奈緒もやる気が復活したみたいだから、あいつらのために裏方の人何人か残って貰ってるんだよ。
 だから七時半前くらいまではステージが使えるようにしておいたから、お前らでもう一回チェックするんだよ。…あぁ、もう15分くらいしかないじゃないか!」

急にまくし立てて慌てるプロデューサー。え、つまりは今この、泣き通して赤くなった目と崩れかけた化粧で、二人のところに行けと?

「そういうわけだから、凛!早くしてくれ!」

「いや、ちょ、そんなこと急に言われても…目も腫れてるし、化粧も…」

「そんなのいい!お前はそんなこと気にしなくたって十分だよ!ほら、急げ!」

「そうじゃなくて私の問題なの!こんな格好じゃ人前には…!」

ましてや、加連や奈緒の前に行こうものならなんといわれるか分かったもんじゃない。リーダーとしての威厳がズタズタにされるまで―――




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