過去ログ - モバP「なぁ、凛」凛「・・・何?」
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29:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 18:04:49.65 ID:dJ0o64jn0
プロデューサーさんが急に大きな声を出した。アタシは思わず驚いて、体がビクリとしてしまった。
「・・・ごめんな、急に大きな声を出して」
そういいながらプロデューサーさんは近くにあったコンビニの駐車場に車を停めた。
「・・・少し、のどが渇いたから飲み物を買ってくる。加蓮は、いるか?」
ふるふると首を横に振った。プロデューサーさんはそうか、と呟くと車を出て、鍵を閉めた。
アタシは一人で何も考えられないまま、後部座席に体を預けていた。
*
「・・・落ち着いたか?」
戻ってきたプロデューサーさんが控えめに聞いてくる。私は小さく頷いた。
ホントは心の中はまだグチャグチャのボロボロで整理がついてなかったけど、呼吸だけは整っていた。
運転席から缶コーヒーの香りがした。プロデューサーさんは缶を一度大きく煽ると、ゆっくりと喋りだした。
「加蓮、お前はさ。アイドルに、なりたいんだろ?」
ドキリと心臓が跳ねた。
「そ、そりゃ、なれるんならなりたかったけど・・・」
「夢だったんじゃ、なかったのか?」
「・・・ッ!なんで、それ・・・」
「ごめんな。お母さんから聞いたんだ。前に加蓮のうちに行ったろ?承諾もらうのにさ」
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