過去ログ - ボクサー「僕が魔王退治ですか……」
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20: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:42:26.38 ID:/YTcS2lAO
 精霊「あーうめぇ。俺の枯れたハートに染み渡るニコチン」 
  
 猫「まだ話し中?」 
  
 ボクサー「なんか精霊のオッサンがタバコ吸ってるから待ってる」 
21: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:45:23.51 ID:/YTcS2lAO
 精霊「殴り合って勝ったら、相手の悪意が消え去る仕様にしてるから」 
  
 ボクサー「……簡単に言うけど」 
  
 精霊「殺し合いは嫌なんだろ?むしろ俺からすれば、殺し合いのが楽に思うけど」 
22: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:47:07.67 ID:/YTcS2lAO
 ―――― 
  
 猫「どんよりした表情だけど、戻れる手がかり無かったんですか?」 
  
 ボクサー「うーん……。手がかりというかなんかおかしな話になった」 
23: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:49:46.29 ID:/YTcS2lAO
 ボクサー「精霊のオッサンが言うには、君の力も強化したらしいけど」 
  
 猫「強化って言われても、私が使える魔法なんて、精々、何かを防御したり小規模の結界くらいですよ」 
  
 ボクサー「あれ!?なんか攻撃魔法的なのあるから護衛じゃなかったの?」 
24: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:50:46.98 ID:/YTcS2lAO
 ――神殿・入口―― 
  
 猫「とりあえず、一回家に戻って旅支度をしましょうか」 
  
 ボクサー「そうだね。じゃあ、また走るか」 
25: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:52:32.29 ID:/YTcS2lAO
 ――村・入口―― 
  
 ボクサー「なんか焦げ臭くないか?」 
  
 猫「確かに……まさか」 
26: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:53:50.76 ID:/YTcS2lAO
 猫「私が、長い時間かけて苦労して建てた家燃やされたんですよ!?」 
  
 ボクサー「家なんか建てればいいじゃん!僕手伝うよ!」 
  
 猫「うるさいです!あれくらい倒せないで、何が魔王退治ですか」 
27: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:56:07.44 ID:/YTcS2lAO
 猫「おおー凄い凄い!貴方避けるの上手いですね」 
  
 ボクサー「褒めてないでなんか助けてよ!」 
  
 魔物「早く斬られろ」ブンッ 
28: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:57:16.56 ID:/YTcS2lAO
 ――村の外―― 
  
 猫「逃げてどうするんですか!?」 
  
 ボクサー「怖いに決まってるだろ!?そりゃ、試合で怪我したりしたことはあるけど……」 
29: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:59:04.30 ID:/YTcS2lAO
 魔物「逃げられたか。まぁ魔女の所望品は何匹か手に入ったからいいか」 
  
 デブ猫「くそっ!魔物の馬鹿野郎!」 
  
 老猫「おお……殺されてしまうのか」 
30: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:59:37.34 ID:/YTcS2lAO
 魔物「どうした?早く攻撃してこいよ」 
  
 デブ猫「あいつ……攻撃魔法なんか使えないよな」 
  
 魔物「なんだ。口だけなのか?」 
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