83: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 22:56:17.54 ID:Wsv7T0YEo
伊織「あら?………アンタ、なんでそんなに顔赤いの?」
P「─────っ!あ、あ、赤く無いし!ほら、帰るぞ!?」
84: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 22:57:08.95 ID:Wsv7T0YEo
でも、アンタの真っ赤な顔見てたら。
こっちまで顔が赤くなりそうで慌てて視線を外す。
85: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 22:59:09.19 ID:Wsv7T0YEo
駐車場に着くと、助手席のドアをゆっくり開ける。
どうも、車のドアを自分で開けるのはなかなか馴れなくて苦手。
少し重たいのも、その要因のひとつ。
86: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:00:22.31 ID:Wsv7T0YEo
ガラスの反射を利用して運転手を見つめる。
少しはこっち向きなさいよ。ばか。
87: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:01:57.84 ID:Wsv7T0YEo
この時間を終わらせたく無くて、はしゃいでる振りをして言葉を紡ぐ。
会話の途中で思い出した振りして、新堂にメールする。
88: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:03:34.41 ID:Wsv7T0YEo
家に着くまではひたすら話し掛けた。
一カ月半ほどだけど、大切な思い出達。
89: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:05:10.39 ID:Wsv7T0YEo
家の前で、よいしょと車から降りドアを強めに締めると
助手席の窓を開けてアンタが微笑んで言った。
90: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:06:51.19 ID:Wsv7T0YEo
夜風が赤く染まった頬を撫でる。
ゆっくりと庭を歩きながら考える。
91: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:08:58.00 ID:Wsv7T0YEo
なかなかのスリルに妙に興奮した自分を諌めながら、
シャルルとプレゼントを両手に抱えたままベッドに飛び込む。
胸の高鳴りを押さえながら丁寧に包み紙を捲っていくと
92: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:10:58.95 ID:Wsv7T0YEo
ゆっくり木箱を開けるとピン、と金属音が聞こえた。
オルゴール?
93: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/05(日) 23:12:17.26 ID:Wsv7T0YEo
私がこの世界に産まれ落ちてから15年目。
世界は目まぐるしく変わって行った。
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