過去ログ - 40代目葛葉ライドウ「成すべきことがある」
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6: ◆Hw7XKfELws[saga]
2013/05/06(月) 05:17:30.88 ID:bWxUtwLMo
ライドウ「すごいな。ゴウトは」

ゴウト『この程度、タイプライターで報告書を作成した時に比べれば造作もない』

ゴウト『それより、このアームターミナルの使い方は以前にも説明した筈なのだが?』

ライドウ「……」


ゴウトは本当に器用だ。

この手の事は何故か彼の方がはるかに詳しい。

センターへ入る時も、市民IDカードの使用方法やパスコード入力の仕方などで戸惑っていたところを助けてくれた。

ライドウとして……いや、ひとりの人間として、もう少し世間の常識や知識、経験を積まねばならないようだと反省した。


ゴウト『まあ、今まで長い事ミレニアムの外にいたうぬにとって、まだ解らぬ事が多いのは事実だろう』

ゴウト『だが、せめてその機械の扱い方にはもう少し慣れておけ。我もその様な物はあまり好かぬが……うぬにとっては欠かせぬ物なのだからな』

ライドウ「わかった」

ゴウト『うむ。では行くぞ。もう随分と奴を待たせている』

ゴウト『気の短い奴ではないが、きっと退屈している事だろう』

ゴウト『場所はわかるな? 一度奴と一緒に入っているから、マップにも登録されているだろう?』

ライドウ「流石にあの場所は覚えている。入口の近くだったからな」

ゴウト『本当か? まあいい。それなら先を急ごう』


ゴウトの言葉に頷き、彼を抱き上げて隠すようにマントの下へ。

そして急ぎ足で私たちを待っている者のところへと向かうのだった。

……もっとも、待っているのは『人』ではないのだが。




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