過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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282: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/25(土) 22:48:47.17 ID:BQcyfcyn0

「あの女と身体の関係でも持ったか?」
「な、」

驚愕に目を見開く彼へ、続けて言う。

「あの女は誰にでも媚を売り、誰にでも愛される。
 お前もその魅力にやられたのだろうが…私的な願いを俺様に言う程に。
 基本的にはよくよく考えてから発言するお前を身勝手な方向へ促す程の魅力。
 まあ、普通に考えて身体の関係だろう。淫売の様な振る舞いを心得ているし、」

言葉が、切れた。

ぱん

破裂音が、聖堂に響き渡る。
アウレオルスは、自分が彼女の顔を打った事すら理解していなかった。
ただ、激昂のまま、自分の大切な『生徒』を侮辱されたことに対して怒る。

「唖、然。ふざ、けるな!!」

フィアンマは、ひりひりとする自らの左頬に触れる。
その感覚は熱さに変化し、徐々に痛みとなった。

「当然、貴様が想像しているような関係などどこにも存在し得ない!
 これ以上、彼女への嘲弄を許す訳にはいかな………」

言葉が途中で消えた。

アウレオルスは、自らの右手の平が異常に熱く痺れていることに気がついた。
そして、フィアンマの白い頬が赤く染まっている事にも気がついた。
それも、羞恥や嬉しさによる紅潮ではなく、暴力を受けた結果として。


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