過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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471: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/06(木) 22:12:39.91 ID:DPX3UTXd0

アウレオルス=イザード。
のように、思える。
オッレルスとしてはここに長く残る必要もないため、少しだけフィアンマを見やり。
アウレオルスを探していた彼女が彼に攻撃されることはまずないだろうと判断して、その場から立ち去る。
彼が居なくなると共に、アウレオルス(?)は彼女の下へと近寄ってきた。
やや、というにはいささか語弊がある程に強く、彼女の手首を掴む。

「…君はまた、」
「…アウレオルス?」

フィアンマは乱暴に腕を掴まれながらも。
その指の感触と、眼前から感じる体臭とオーラに、彼であると判断し。
それから、とても嬉しそうに柔らかい笑みを浮かべて、彼に抱きついた。
あっけにとられ、アウレオルス(?)は硬直する。

「何処に、いっていたんだ」

寂しそうな声は、わずかに震えていた。
泣き出してしまいそうに、震えてしまっていた。
アウレオルス(?)は少しばかり視線を彷徨わせた後、彼女の髪を優しく撫でる。

「…す、すまない。…少し、色々とやる事があって、」
「何故連絡一つ無かったんだ?」
「…それは、」
「尋問させてもらおうじゃないか」

フィアンマはアウレオルス(?)のネクタイを引っ張り、じと、と睨みつける。
ぐいぐいと首を締め上げられ、彼はじたじたと身動いた。





そんな自分と彼女の姿を見つめて。
アウレオルス=イザードその人は、唇を軽く噛む。
そして、路地裏の闇へと姿を消した。


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