2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:27:52.73 ID:NFxjxPet0
人間に限らず、大抵の生き物は想定の範囲を大きく越えた出来事には対応することができない
あるものは全く身動きがとれずに
あるものは錯乱し
そしてあるものは目の前の光景から目を背ける
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:34:09.53 ID:NFxjxPet0
目の前にあるこの光景を信じられるものはそう多くはないだろう
レッスンルームには光に包まれた男が数人
『男』としたのは、説明上のことである
『それ』の存在を認識する事はできても、それ以上は不可能だった
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:39:45.82 ID:NFxjxPet0
彼らは更に続ける
「本来はこちらの時間で半年前にすべてが終わっているはずだった」
「それがあなたのした約束だ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:43:59.47 ID:NFxjxPet0
どれくらいの時間が過ぎたのだろう
彼女と『男』達は会話を続けているようだ
男の耳には何も聞こえない
話し声はおろか、周囲の物音さえも
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:48:28.23 ID:NFxjxPet0
彼女はぺたりと床にへたり込んだ
後頭部でひとつに結った茶色い髪が揺れる
『男』達が、男の方をにらみつけた
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 21:59:25.64 ID:NFxjxPet0
「まいりましたね……、何から話したらいいのやら……」
緑色のレッスン用ジャージに身を包む少女
背丈は男の胸にも満たない
はりのある茶色い髪の毛に包まれた柔らかな輪郭
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 22:02:26.71 ID:NFxjxPet0
「単刀直入に言いますね?」
菜々は顎に手を置き、数分考えたあとにそう言った
「Pさん、私……」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 22:10:47.28 ID:NFxjxPet0
彼女の話を要約するとこうなる
彼女は地球人ではなく、ウサミン星人である
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/09(木) 22:11:58.12 ID:NFxjxPet0
忘れてましたが、オリジナル要素ありますので注意です
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/09(木) 22:19:42.58 ID:MN2CxXT+o
続けてくれたまえ
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