過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 20:34:12.58 ID:Dgfk4HX70
足を止め、思わず鞄を落としそうになった。
一歩前に進んだ鹿目さんが、潤んだ眼で不思議そうに僕を見ている。
今なんと言った?
マミさんと言う人は、死んだ?
まどか「さやかちゃん?」
さやか「……」
まどか「どうかしたの?」
さやか「ごめん、なんでもない。早く行こう」
さやかは巴さんは転校したと言った。
でも鹿目さんは冗談でそんなこと言う人じゃないって分かってる。
つまり、本当に死んでいるんだ。
だからあの時は、敢えてふざけてるように振る舞ったんだ。
一つ気になるのは、戦ってた、という部分だ。
巴さんと言う人は戦って死んだと鹿目さんは言った。
一体何と戦っていたんだ?
戦うといえばまずスポーツだが、スポーツで人が死ぬようなことがそう簡単にあるだろうか。
まさか漫画のように怪物と戦って死ぬなんてこともないだろう。
何かの比喩なのか、僕には想像も出来ない。
何度も通った病院への道のりが、今日は随分と短く感じた。
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