過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 23:38:14.29 ID:Dgfk4HX70
*上条恭介*
夜、風呂からあがると携帯が光っていた。
初めは見るべきか悩んだが、さやかから許可を貰ったから見てもいいことになっている。
鹿目さんからのメールで、内容はこれから一緒に頑張ろうという旨だった。
見た目通り鹿目さんらしい、絵文字でキラキラしたメールだ。
こういうのは返した方がいいんだろうか。
絵文字の使い方なんかはほとんど分からなかったが、味気ないメールというのもどうかと思ったので、絵文字を駆使してどうにかよろしくという文面で送っておいた。
さやか「女子って何で絵文字好きなんだろう」
さやかはもよく使ってたっけ。
そういう辺り、さやかもやはり女の子ということか。
派手なバイブ音を鳴らし、すぐに携帯が震えた。
さやか「早いな……えっと、内容は――っ!」
これはもしかしたら朗報かもしれない。
あるいは悲報と言うべきか。
とにかくこの現象が終わるかもしれない大事なものだ。
つまり、CDプレーヤーを鹿目さんの父親が持っているらしいのだ。
しかも譲ってくれるという。
すぐにでもさやかに知らせたかったが、明日の放課後まで待たなければならない。
なんとももどかしい時間だ。
待たせてごめんさやか。
やっと元に戻れるかもしれないよ。
これでさやかは元通り。
僕は――
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