過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 21:18:00.14 ID:flz/a+mq0
三人はすぐに戻ってきたが、恭介の顔(あたしのだけど)はさっきよりもずっと暗かった。

入れ替わった挙句、自分に対するフォローとか言われたら、そりゃそうなるか。

看護師「じゃあ、暗くならないうちに帰りなさいね」

さやか「どうも……」

こうしてまた二人っきり。

言われてみれば、外はもう藍色の世界だ。

恭介「これからどうしよう。恭介は、あたしの家に帰らなきゃ駄目だよね」

さやか「……そうだね、ここにずっといるわけにもいかないし」

恭介「父さんは今日は遅いはずだけど、母さんがなぁ。今日は早いって言ってたし」

さやか「そうなんだ……」

恭介「恭介はちゃんと変に思われないように演技できるわけ?さっきも僕とか言ってたし」

さやか「……実はさ、さっきから言おうと思ってたことがあるんだけど」

恭介「何?」

さやか「トイレに行きたいんだ」


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